オフィスデザインは、現状の仕事空間をより快適な環境に進化させる目的がある。 「かくれた次元」の著者であり、「プロクセミックス(Proxemics)」という造語を造り出した人類学者エドワード・T・ホールは、人は空間を4つの距離を知覚できる、と仮説している。その説によると「密接距離」「個体距離」「社会距離」「公衆距離」の4種に分類する事が出来る。ホールはこの距離を「エルボー・ディスタンス」と定義し、人は肘の距離によって空間を知覚する事を説明している。快適な環境にする為には、「人」とオフィス家具等「もの」の距離とバランスを考慮したレイアウトをデザインする。適切な距離を保つことで、仕事空間は確実に進化する。 |